【映画ネタバレ感想】ジャグラー ニューヨーク25時

10月1日のTBSラジオ「アフター6ジャンクション」で「ナメてた相手が実は殺人マシンでした映画」特集をやっていました。

www.tbsradio.jp

 

その中で紹介されていました「ジャグラー ニューヨーク25時』(79年)ナメてた誘拐した娘の父親が、実は元暴力デカでした!」というのが気になって映画を観ました。

 

観る方法

残念ながらDVDになっていません。

ということでアメリカアマゾンで検索しましたが、アメリカでもDVD化されていないようです。

ということで私は、YouTubeで観ました。タイトルの原題で検索してみましょう。日本語字幕なしの動画が見つかるはずです。

 

作品情報

原題:Night of The Juggler

製作年:1979年

製作国:アメリ

監督:ロバート・バトラー

あらすじ:ニューヨークの朝。元警官でトラック運転手のジョン・ボイド(ジェイムス・ブローリン)は、夜勤を終え、アパートに帰った。妻と別れ、娘のキャシー(アビー・ブルーストーン)と2人暮しの彼は、その日誕生日のキャシーにバレエの切符をプレゼントすると、彼女を学校まで送っていった。その頃、ガス・ソルティック(クリフ・ゴーマン)は、ある金持ちの不動産屋の娘を誘拐して身代金をせしめようと、盗んだ車で待っていた。しかし...(以上、映画.comより)

 

youtu.be

 

ネタバレ感想

全く英語が聞き取れませんでしたが、楽しめました。

 

オープニングに犯人がカフェで朝食を注文するします。料理は2つ目玉焼き。ソーセージで口や鼻を作り、ケチャップで眉毛描き入れて、人の顔します。そして、ケチャップを目に振りかけ、立ち去り際にケチャップを目玉焼き中央に立てます。このシーンで犯人の異常性が提示され、この作品の虜になりました。

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犯人は金持ちの女の子と間違えて、主人公の娘を誘拐します。そこから10分間の追跡。ダッシュ → タクシー → ダッシュ → 電車 → ダッシュ → リムジン → 事故となります。その間にも今後の展開ための伏線も張られます。

ここで気になるのが、ニューヨークを歩く人々はどこまでがエキストラなのか?町中を追跡中にも人々が行きかいます。電車も満員です。すごい規模の撮影で驚きます。

 

犯人は車を乗り捨てて自分の家に帰ります。乗り捨てた車に若者たちが群がって車上荒らしを始めます。治安悪すぎ。誘拐された娘といろいろ犯人は話していますが、英語なので何を言っているかわかりません。きっと、ここに住む原因でも話しているのでしょう。犯人は娘が逃げた際、歌を歌いながら追いかけるという気持ち悪さ前回ですが、基本的に娘に対して丁重に扱い、きれいな服を着せたり、挙句の果てにはキスをしたりします。

 

主人公は松葉杖が必要な状態なのにいつの間にか普通に走っています。超人です。

警察署で何やら因縁のある刑事に絡まれます。この警察官は昔の仲代達矢のような目力を持っています。この刑事も狂っています。主人公と3回対峙します。一度目は警察署でケガ人の主人公をボコりますが返り討ちに。2度目は、ショットガンをニューヨークの街中で主人公に向かったブッ放ちます。3度目は、主人公を追い詰めますが、スキつかれドーベルマンの檻の中へ宙吊りにされます。

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犯人、刑事以外の登場人物も曲者揃い。カーチェイス時主人公を乗せたタクシーのおっさんや、車を主人公に乗っ取られたおっさん。誘拐事件を捜査する太ったおっさん。犯人に絡んで逆に殺されるおっさん×2。魅力的なおっさん映画です。

ギャグシーンもあり、主人公が犯人の手がかりを追ってストリッパーと電話できるお店へ。個室に入って電話をすると、中のストリッパーが受話器を上げると、窓が開き女性と顔を合わせてお話ができるシステム。ストリッパーの一人が手がかりを持っているのだが、電話をかけても違う女性が受話器を取る。事情を話して変わってもらえるように言うが時間切れで電話が切れる。何回つないでも別の女性ばかり受話器を持つ。こんなベタなコメディーが展開されます。

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まとめ

ナメてた相手が実は〇〇映画とは違うような。。。犯人は別に主人公を舐めている感じはなかったですし。どちらかというと、主人公はストリッパーとかギャングとか犯人以外に舐められてます。

英語音声のみので観たので何を言っているか分かりませんが、話の展開が早く、場面のいろいろ切り替わるので飽きることなく楽しめました。

できることなら、日本語字幕付きのDVDで再度観たいですね。

 

おすすめです。

 

 

小説版も出ているようですね。

ジャグラー―ニューヨーク25時 (1980年) (Hayakawa novels)

ジャグラー―ニューヨーク25時 (1980年) (Hayakawa novels)

 

 

 ジャグラーといえばこれですね。