IMAX 次世代レザーの『2001年宇宙の旅』を観てきた。

10月19日~11月1日の二週間限定で、『2001年宇宙の旅』のIMAX上映されていました。エキスポシティの最終日の最終上映回を観ました。

最初から最後まで最高の映画体験でした。

 

作品情報

原題:2001: A Space Odyssey

製作年:1968

製作国:アメリ

監督:スタンリー・キューブリック

 

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事前準備

2001年宇宙の旅』は最近Amazonプライムで観ました。一気に観たわけではなく、何日かに分けて観ました。

また、映画評論家の町山さんの解説動画や「〈映画の見方〉がわかる本」を読んで、どのような作品かも頭に入れました。

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難解さには気を取られずに、単純に映像作品を楽しむという意気込みで映画に臨みました。

 

感想

私はエキスポの901シネマは何度も訪れたことはありますが、IMAX次世代レーザーは初めての体験でした。IMAXの部屋に入る通路も近未来的でテンションが上がります。部屋に入ると、スクリーンのでかさにビックリ。客層は、映画好きそうなおじさんが多い印象。若い女性一人で観に来ている人は一人見かけました。後はカップルが数組居たと思います。遅い時間ですが、そこそこの人数で注目度が伺えます。

 

CM後室内が暗くなると、不気味な音楽が流れてから映画が始まります。

50年前の映像とは思えない映像美。オブジェクトのディティールまでしっかり見ることができます。ボーマン船長の毛穴までしっかり見れます。

 

今回観て思ったのが、私は冒頭のお猿さんのシーンが好きです。特に、動物の骨を初めて振り回したシーンが、「ツァラトゥストラはかく語りき」と相まってすごく楽しい。

お猿さんのシーンは、画面にすごく奥行き感があります。奥の背景は合成なんでしょうけど、そんな感じには見えません。ところどころお猿さんの顔がアップになります。高画質のアップにも耐えられるクオリティ。宇宙猿人ゴリのような安っぽさは微塵も感じません。「猿の惑星」のスタッフがかかわっているとか。今回気づいたのは、お猿さんの子供役は、本物のチンパンジーを使っているぽいです。手の形がチンパンジーそのものでした。こんなことも気づけるのもIMAXだから。

 

音のこだわりも良かった。月でモノリス接触すると電磁波を発信するのだが、映画と同じようにその時の耳を覆いたくなるようなサウンド。あと印象的なのは、ボーマン船長の呼吸音。それに、生命維持装置異常時のビーコン。

 

HALが自分は故障するという告白から船外活動までの流れは本当に眠かった。意識が飛びそうな瞬間、インターバルへ。休憩のある映画は初めてでした。

 

後半の見どころはやはり、スリットスキャン。私は今何を観ているのだろうとトリップしてしまいそうな映像。最高です。

 

最後にスターチャイルドになり、地球への帰還するシーンは鳥肌ものでした。

スタッフロールが終わっても、音楽が流れ続けます。映画の余韻を味わいながら、音楽に見送られて映画館を出る。

 

この一連の体験は、映画館でしか味わえない至福のひと時。

 

まとめ

最終日に観に行けてよかったと思える作品でした。

今度映画館で上映するのは10年後になるのでしょうか?

 

 

 4K版。もうすぐNHKで8Kの放送があるみたい。

 

 この本で勉強。