仮面ライダーゼロワン 3話 AIとの付き合い方と飛電のビジネスプランと腹筋崩壊太郎の復活を考える【ネタバレ感想】
AI(人工知能)との付き合い方
第3話では、ヒューマギア(人工知能)とどう付き合っていくのかが提示されています。これは仮面ライダーゼロワンの物語根幹になるものではないでしょうか。
「ヒューマギアはただの道具だ。」
「ヒューマギアとどう付き合うかは、要は人間次第。」
劇中での唯阿ちゃんの言葉です。
「AIは道具/助手である。どのように使っていくかが重要。」という主張を、人工知能研究者で公立大学法人札幌市立大学理事長・学長の中島秀之氏はされています。中島氏は、「AIに職を奪われるという事が言われているが、AIは有能な助手になってくれる存在。助手に職を奪われることはない」と語っていました。
運転手やレジ打ちなど失われる職はあります。ただ、医者や弁護士、料理人はAIにとって変わられるのではなく、普通の医師では気づくことが困難な病気も画像解析のAIを使用することで早期発見が可能です。日々更新される、医学の最新の論文や症例、新しい薬剤等の情報を医師が追いかけ続ける事は難しく、AIを活用することで医師の知的データベースとして活用されています。このように、AIをうまく使うことで、より効率的に仕事をすることが可能です。その為、AIは道具なのです。
AIを道具として使うには、人間の価値観を伝える必要があります。AIには、価値観を位置から創造することができないからです。まごころ寿司の大将は、ヒューマギアにまごころという価値観を伝えます。このように、今後の仮面ライダーゼロワンは、ヒューマギアに価値観を伝え、そしてより人間に近づいていく行くことが描かれていくんじゃないでしょうか。
- 作者: 松尾豊,中島秀之,西田豊明,溝口理一郎,長尾真,堀浩一,浅田稔,松原仁,武田英明,池上高志,山口高平,山川宏,栗原聡,人工知能学会
- 出版社/メーカー: 近代科学社
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何故、飛電コーポレーションはまごころ寿司にヒューマギアを売りたいのか?
ヒューマギアを一体売るだけなのに、社長自らプレゼンに行きます。営業が失敗したら社長を辞めさせる口実になるほどの重要な案件。何故、重要なのか考えてみました。
2016年にソフトバンクのロボットPepperくんにけん玉を教えるとちゃんと習得できるのか?というデモンストレーションが行なわれました。最初は全くできませんが、学習を繰り返すことで、完璧にけん玉ができるようになっています。
それだけではありません。けん玉で得た学習データを他のpepperくんにインストールすることで、そのpepperくんもけん玉ができるようになります。習得した技術を簡単に複製することができるのです。
この事案を考慮して考えると一つの結論にたどり着きます。飛電インテリジェンスが欲しいのは、一貫ニギロー体分の売り上げではなく、まごころ寿司そのものです。まごころ寿司の大将が一代で築き上げてきた職人技を、一貫ニギローが習得することで、同じ職人技を持った寿司職人のヒューマギアを大量に複製することができるのです。東京しか味わえない3つ星の寿司を全国どこでも味わうことができるのです。このヒューマギア一貫ニギローは世界シェアを狙えるのではないかと。
だから、失敗が許されない案件だったという事です。
Pepperプログラミング 基本動作からアプリの企画・演出まで
- 作者: ソフトバンクロボティクス村山龍太郎,谷沢智史,西村一彦
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腹筋崩壊太郎復活の伏線
「バックアップさえあればいつでも復元できる。」
「例え壊れてても作り直せば済む話」
劇中で唯阿ちゃんの言葉です。
また、一貫ニギローも全く同じ外見で復活しています。
ということは!腹筋崩壊太郎復活もあり得るという事ではないですか!!
これだけ人気がありますからきっと。
ちなみに、OPでイズの目が赤くなっているショットがありました。きっと、或人と共に過ごす中で人間に近づきイズも人間を襲うはずです。ゼロワンが破壊されますが、人格がリセットされて復元されるのではと予想しています。「私はたぶん3人目だと思うから」的な発言をしたりして。
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