仮面ライダーゼロワン 11話 社長室の考察【ネタバレ感想】

ハイテクなZAIA社長室はどうなっているのだろう?

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 或人がZAIAの社長に会いに行きます。社長が腕のスマートウォッチのボタンを押すと、部屋がブロックのノイズのように応接間に変わります。それに伴い、床が開いて、机や椅子が格納され新たに配置されます。一体どういう原理なのでしょう?

 

 まず考えられるのが、プロジェクションマッピング説です。プロジェクションマッピングとは、平面ではなく、建物や物体などの立体に対して、プロジェクターでCGで作成した映像を映し出す技術です。東京駅や城、太陽塔などにプロジェクションマッピングするイベントなどいたるところで開催されているので、なじみ深い技術ですね。

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 社長室にプロジェクターがあることが、8話で確認できます。このショットでは、社長室に一人でいるのに、社名を映し出すという謎の行動をしていますね。

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 実際にプロジェクションマッピングを行おうとすると、光を物体に写すためにどうしても全体の空間が暗くする必要があります。例えば、昼間に懐中電灯を壁に当ててもほとんど目立たないのと同じです。本編を見る限りでは、8話のように部屋が薄暗くなっていることもありません。

 また、否定要素として、もともとの空間より広くなります。多少の凹凸なら映像で錯覚させることはできると思いますが、投影するだけなので、空間は広がったように感じさせることは難しいと思います。

 

 次に考えたのが、透明ディスプレイ説です。透明ディスプレイとは、文字通り透明なディスプレイのことです。

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 透明ディスプレイを社長部屋全体を囲っているのではないかと考えました。元々の社長室は映像なのです。切り替わると透明になり応接間に切り替わるという仕組みです。

 この方法だと、空間が広くなることが説明できます。ただ、ディスプレイに囲われているので、窓から外へはでれません。

 透明状態でも、家のガラスのように人が反射して映り込むのではないかという疑問がでてくると思います。ショウウィンドウや美術館で使用されている、高透過ガラスの技術を使えば問題ないです。そもそも、ガラスに存在感があるのは、人がぶつからない為にわざと青みのあるものにしているそうです。実際に高透過ガラスの部材を観たことがありますが、ガラスがあるとは全く分かりませんでした。

 部屋が切り替わる際にブロックノイズが増殖する感じになっています。ディスプレイなら、そのような表現も容易にできます。

 この説の否定要素として、ディスプレイ自体が発光するので、足元が明るくなっちゃいます。本編ではそのようになっていません。

 

 机や椅子が格納される際に、床に穴が開きます。このギミックの原理が思いつきませんでした。普通開く場合は、稼働部分の床が少し下に動き、スライドして一方向ないしは、二方向に動きます。本編では、点から四方向に穴が広がります。稼働するためのスリットもなく、四角がスケールする感じで穴が開きます。ディスプレイで映像として表現しているなら納得できますが、それでは穴が開きません。物理的に床に穴をあけないといけないのですが、どのような原理なのか気になります。